すいか | 誰も教えてくれないフルーツ百科ブログ

029 スイカ編~小玉スイカについて~

誰も教えてくれない果物百科 スイカ


スイカ4

小玉スイカ②

小玉スイカの販売の悩み


 
前回で、小玉スイカと普通のスイカの違いについて、少し書きました。

大きなスイカが売れないのならば、

小玉スイカをもっと作ったらいいんじゃない!?と
思うのですが、意外と小玉スイカもうれないんですな、これが!

①すいかの最近の事情⑪と同じで、小玉スイカも品種改良をしてきている為、最近は以前に比べると

日持ちもよく、食感(シャリシャリ感)も良い物が出荷されています。
しかしその分、値段が高くなる!

10年前くらいだと、1玉が500円ぐらいで、店頭販売されているのが、
最近だと、おいしい品種改良された小玉スイカだと、700円、1200円、1500円と、
いうような店頭価格になってきています。

そうなってくると、「高くて買えない!」となって、普通のスイカの6分の1とかに切られたスイカを398円とか498円で買う人が多いと思われます。

それならば、小玉スイカもカット販売したらいいんじゃない?
と思われますよね!

でも小玉スイカの場合、普通のスイカのように、カット販売をするのは難しい!
その理由としては、前回の記事の内容に関連しますが、
スイカを切ると、時間とともに食感(シャリシャリ感)が失われていきます。
そうすると、小玉スイカの場合、店頭で販売をして、消費者が購入して、
家に持って帰って食べるという頃には、食感(シャリシャリ感)がだいぶ軟らかくなっている可能性がある為、小玉スイカの場合はほとんどカット販売をしていないと考えます。

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028 スイカ編~小玉スイカについて~

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スイカ4

小玉スイカ



小玉スイカと言っても、種類がスイカ以上に多く、
形もラグビーボールのような品種や、
表面が緑と黒のしま模様がなく真っ黒な品種など、様々あります。


小玉スイカと普通のスイカの違いは?


①実のシャリシャリ感(食感)が普通のスイカに比べるとやわらかい。

②日持ちがしない
品種にもよるのですが、普通のスイカの場合、
涼しい場所だと2週間くらい置いていても大丈夫なのに対して、
小玉スイカは、1週間ぐらいすると、傷み、劣化、腐りが始まってきて、
食べた時の食感が悪くなっておいしく感じなくなります。


次回は、小玉スイカの販売面での悩みを書いていきます。

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027 スイカ編~スイカのおいしい食べ方②~

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スイカ4
スイカのおいしい食べ方②




前回に続き
②体が冷えすぎて、もっとすいかを食べたいと思わなくなる。
について説明します。

すいかには夏の農産物の特徴で、食べる事によって体内の余分な熱を放出して、
体温を下げる効果があります。

すいかを冷蔵庫で冷やしすぎた場合、もともと体温を下げる効果があるにも関わらず、
さらに体を冷やしてしまい、さらにさらに、すいかの事情③で書いたように、
エアコンで涼しい室内で食べると、なお体が冷えてしまい
「おいしい!」と感じなくなってしまう可能性があります。
はたまた、夏風邪?おなかをこわした?なんてこともあるかもしれませんよね。

だからすいかを食べる時には、エアコンの温度は少し高めに設定したほうがいいですね。
ちょっと汗ばみながら食べたほうが、体もすいかの水分を吸収しやすくなるので、
より「おいしい!」と感じるようになると思いますよ!

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026 スイカ編~スイカのおいしい食べ方①~

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スイカ6

スイカのおいしい食べ方



みなさん、スイカを食べる時、、冷蔵庫でよ~く冷やして食べませんか?

スイカをよ~く冷やすと
舌の味覚が甘さを感じにくくなります
体が冷えすぎて、もっとすいかを食べたいと思わなくなる



①について
スイカを冷やしすぎると、味覚(舌)が甘さを感じにくくなるという事の説明なんですが、
冷蔵庫でよく冷やした場合、2℃~4℃ぐらいになってしまいます。
そうすると、舌は甘さをあまり感じなくなります。
それより、もう少し高い、10℃~15℃ぐらいに冷やしたほうが、舌も甘さを感じやすくなります。


昔に井戸や、冷や水をためた桶でスイカを冷やしたイメージはありませんか?

また、BBQなどに行くと川の水でスイカを冷やした経験はありませんか?

スイカはそれぐらいの自然の冷たさで冷やして食べるのがベストなんです。


現代だと、カットされたスイカを買ってきた場合、
食べる1時間ぐらい前に冷やしておいて、ちょっと冷えたかな?ぐらいがちょうどいいです。

果物全般に言えることですが、
本来、自然の中で食べられるものはなるべく自然に近い温度で食べるほうがおいしいですよ!


次回はおいしい食べ方②を書いていきます。


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025 スイカ編~スイカの事情⑧~

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スイカ4

最近のスイカ事情



13.生産者保護


今まで書いたように、スイカの生産量にとっては、本当に厳しい現在の状況です。
その為、JAなどは、生産者がこれ以上減らないように、スイカを作っても、収入が確保されるように動いてます。

その為に、JAから出荷先の市場に対して、
「〇〇〇円ぐらい以上で売ってね。」
と指示というか、お願いというかプレッシャーというか??みたいなことがあります。

だから最近ではあまり⑦で書いたような値段が安くなることはなくなりました。

逆に産地によっては、以前と比べると少し高値で流通しています。
そしてまた売れなくなる、という販売側の人間からすると頭を悩まされる。
かといって、安くは売れない。

「じゃあどうすればいいねん!」

というのが、最近の市場関係者のボヤキです。

これで、最近のスイカの事情は終わりです。
再度言いますが、
「みなさん、スイカをたくさん食べてください!!(^^♪」


次回はスイカのおいしい食べ方を書いていきますね。



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024 スイカ編~スイカの事情⑦~

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スイカ5

最近のスイカ事情



11.スイカの品種改良


消費者のみなさんが店頭での表示(POP)を見るとき「スイカ」としか見たことがないから、
知らないと思いますが、スイカにも色々品種があります。

その品種が販売されているスイカの中で変わり続けています。
そして、30年前に比べると今のスイカはかなりおいしくて甘いんです。
テレビや映画などで昔のスイカを食べるシーンでは必ず塩をかけながら食べていませんでしたか??

あれは、スイカの甘みが薄いから、塩をかけて食べると、より甘く感じるからです。
しかし最近、みなさんスイカに塩をかけますか??

今のスイカは30年間の間に品種改良を重ねて、そのまま食べても、
甘みが強く、しかも皮のほうまで食べても、甘いと感じれるスイカができたんです。

この事に関しても、日本の農業技術のすごさがあります。

12.出荷経費


出荷関係者、特に農家さんにとって、出荷経費は8.でも書いたようにかなり重要になります。
そしてここ10年、特に出荷経費が高くなっているというのを聞きます。

原因の一つとしては、11.で書いた品種改良の影響です。
おいしいスイカができるメリットの反面、
デメリットとして、品種改良された苗代は高くなります。

農家さんにとってはスイカを作る最初の段階で苗を高く買わなければならない苦労があります。
かといって、安い苗を買うと、できたスイカの味が、高い苗のスイカに劣り、
市場でまた安く売られてしまう。
そうなると、やはり高い苗を買わないといけない、となります。

そしてもう一つは、原油高の影響です。
スイカと油がどう影響するの??と思われるかもしれません。

しかし、我々の生活でも油の関係していないことはないのと同様に、
農業にも、油の高値は影響しています。

私が聞いた話では、農薬を作るのに油が必要で高くなっています。
そしてスイカを入れるダンボール箱を作るのにも油が必要で、高くなっています。

そして運搬の時には当然燃料がが必要ですよね。

10年くらい前はガソリンは100円ぐらいでしたが、最近では150円とかになっていますよね。

以上のようなことが影響してスイカを出荷するのに油がかなり関係していて、
出荷経費は昔と比べるとかなり高くなっています。

to be continued

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023 スイカ編~スイカの事情⑥~

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スイカ6

最近のスイカ事情



9.農家さんがスイカを作ることができない


2.の場合のようにやめるという事と、翌年スイカを作ろうと思っても、
先に払う「出荷経費がない」となります。
そうすると、当然スイカを作れなくなります。


10.農家さんの高齢化


スイカの生産量の減少の一つとして、大きな原因の一つが農家さんの高齢化です。
これもスイカだけに限らず、現在の日本の農業の大きな問題ではあります。

高齢の農家さんにとっては”スイカは重い”なおかつ”割れやすい
スイカを作った後、運搬をしなければいけません。
ほかの農作物と違い、スイカは1玉が小さいもので4~5㎏、
大きなものになると12~13㎏あります。
なおかつ、割れやすいのでていねいに運ばなくてはいけません。

重たいスイカをさらにていねいに運ぶことは、我々の世代でも重労働になります。
それが高齢の農家さんになると本当に大変な作業だと思われます。

そんなしんどい思いをして7.8.のようになると、当然、スイカを作るのをやめます。


以上のようにスイカの消費に取り巻く環境はかなり厳しいものがあります。
それを解決する方法はたった一つ”みんながスイカを食べること”です。

この記事を読んだ方、今年はどんどんスイカを食べてくださいね(^O^)



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022 スイカ編~スイカの事情⑤~

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スイカ4

最近のスイカ事情


前回までスイカの消費量の減少の理由について書いてきました。
今回から、スイカの消費量が減るとどうなるのかを書いていきます。

7.スイカの値段が安くなる


スイカの消費量=販売量になります。

スイカが売れなくなります。
  ↓
市場でスイカの相場(値段)が安くなる。


となります。
10年くらい前に私の市場での、卸値が1ケース(2玉)が、
普通なら2000~3000円のものが、300円、400円となったことがあります。


8.農家さんが作るのをやめます


1年間かけて作ったスイカが市場で安い値段で売られると、農家さんの収入が減ります。
スイカを作るのにもタダではできません。
それどころか、結構お金がかかります。
苗代、肥料代、農薬代、道具代など(まとめて出荷経費としときます)、
農家さんはスイカを作るときにお金を払いますから、先行投資になります。
そして、スイカが売れてお金をもらえる。
しかし、安い値段で売られて、収入<出荷経費になると、1年間頑張って作ったのに大赤字
こうなると、当然生活が苦しくなります。
それならばスイカを作るのをやめる、となるのも当然だと考えられます。


to be continued


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021 スイカ編~スイカの事情④~

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最近のスイカ事情


スイカの事情 
①はこちら
②はこちら
③はこちら


6.ハウス栽培技術の発展

これもスイカだけに限らず果物全体の問題です。
30年前には、夏場に食べる果物はスイカと決まっていたのは、
違う見方をすると果物を買おうと思っても、あまり選択肢がなかったんです。

夏の果物といえば、スイカ、ぐらいです。

しかし現在では農業のハウス栽培技術の発展により、
野菜、果物にしても、本来の旬の時期以外でも、出荷販売ができるようになり、
店頭でも、夏場にみかんがあったり、りんごがあったり、ブドウがあったりと、
四季関係なく並んでいます。
そうすると、ほかの果物を買う量が増えて、スイカの販売量が落ちますね。



前回や前々回の①~⑥の記事のような理由でスイカの消費量が年々、下がってきています。

スイカの消費量が減ってくるとどうなるのか?、を次回から書いていきます。



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020 スイカ編~最近のスイカ事情③~

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スイカ4

最近のスイカ事情


前回の続きです。(前回の記事はこちら

スイカの消費減少の理由

4 ゴミ処理問題

現在では、都市部では(地方も同じかも知れません)生ごみの収集日が、週2回などに決められています。
そこで問題になるのが、スイカ(生ごみ全般)を食べた後に残る皮が生ごみになって、
(夏場は特に)ハエが来たりするので、

「食べた後の処理に困る」と言う声も聞きます。

その為、スイカを買う、食べる、という行動を「曜日」を考えて、行動しなくてはいけないといった事なども
消費減少の一因になっているみたいです。

5 ジュース・お菓子などのディスカウント、大量販売

私が子供の時、母親に「ジュースを買って!」とねだっても「だめ!!」と怒られました。
腹がたつから、こっそり買い物かごに入れておくと、レジの時にバレて
「あんたは何してんの!!!」とさらに怒られました。
私の家の場合、子供のとき(今もですが)、家にジュースはありませんでした。

現在、各家庭では、どうかわかりませんが、
スーパーやディスカウントショップなどで、ジュースなどが大量に安く売られていて、それを買っていく人を見ると、
風呂上りなどに「スイカを食べる」より「ジュースを飲む」になっている人のほうが、
多いのではなかろうかと思い、切なくなります。

to be continued


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019 スイカ編~最近のスイカ事情②~

誰も教えてくれない果物百科 スイカ



スイカ5


最近のスイカ事情


前回の続きです。(前回の記事はこちら

スイカの消費減少の理由

2、少子高齢化

私が子供のころ、スイカの1/4ぐらいはペロリと食べてました。
食べる量の多い子供が減り、食べる量の少ない高齢者が増えています。
やっぱり、子供の食べる量と高齢者の食べる量では、何倍も違います。

少子高齢化の問題がスイカだけに限らないのですが、消費量の減少に影響していると思われます。


3、エアコン

私が子供のとき(30年前)では、夏場は扇風機で過ごすのが普通でした。
そして、エアコンが家につき、そのエアコンでも、
「電気代が高いから」
あまり使わずに過ごしていた思い出があります。

しかし、現在では、エアコンも安くで設置できるようになり、省エネエアコンなどもできて、夏場でも涼しく過ごせるようになりました。
そうすると、昔と今とでは家で過ごしているときの汗をかく量が減ります。
汗のかく量が減ると、水分補給が減ります。
スイカは夏場の水分補給の一つでもありますから、スイカの消費量が減ります。


to be continued


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018 スイカ編~最近のスイカ事情①~

誰も教えてくれない果物百科 スイカ

スイカ6

最近のスイカ事情

生産量について


スイカの生産量はこの30年間で見ると1/3になっています

この10年間で見ても、卸売市場での入荷量、販売量は、1/3ほどになっています


その原因として、消費者の生活の変化が大きいと思われます。
今からその原因を一つ一つ書いていきます。


1、大家族から核家族への変化

この事はよく言われますが、昔の大家族の時代、晩ごはんのあとに、お母さんやおばあちゃんが、
「ほら、スイカ切ったよ。」
と出してくれて、みんなでしゃべりながら食べたり、種の飛ばしあいなんかをしながら食べてると、
”よりおいしく感じ”
もう一切れと手が伸びる、といったことはありませんでしたか?

しかし、最近は核家族、共働きの家庭が多く、なかなか大勢で食べることができないどころか、
晩ごはんが終わって疲れているお母さんにとってはスイカを切ることが”大変な作業”になってしまっています。
また、家族で子供が留守番をしていて、一人で食べても”味気なく感じる”ということもあるかもしれません。

この変化が食糧消費の減少をうながしている一因かもしれませんね。


長くなるので、続きは次回に(^.^)


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Author:おくにし青果
屋山 一太郎と申します。
私は、神戸東部中央卸売市場で果物の卸売業者、有限会社屋西青果2代目社長としてただ今奮闘中です。
卸売業者だからこそ伝えることのできる、果物情報や、食に関しての情報を発信していこう!
とチャレンジしました。
少しでも日本の果物の魅力を発信でき、その先にこのブログを読み、
「果物が好きになった」
「りんごを買って食べました」
という消費者の方が一人でも増えると幸いです。
私の会社はA市の小学校給食納品認定業者でもあります。
そのような情報もどんどん発信していきます。

(有)屋西青果スマホサイト
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