誰も教えてくれない果物百科ブログ
冬の旬の果物 みかん

047 1月からのみかん、貯蔵みかんってどういうこと?の説明
まいど!一太郎です!
今年ものこり40数日と、カウントダウンができるようになってきましたね。
ぼちぼち年末の準備をしようかなとか、考える気ぜわしい頃になってきましたね。
忙しい中、私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今回も時期ごとのみかんの違いを説明していきます。
貯蔵(ちょぞう)みかん

貯蔵みかんとは、12月から1月にかけて、収穫したみかんを上の写真のように、棚にていねいに並べて、
保存しておき、1月の中旬から5月ぐらいまで、順番に出荷していくみかんのことです。
そしてみかんの品種も、前回までに書いた
極早生・早生・
中生・晩生とも違い、
このような貯蔵にむく、品種のみかんがあります。
品種名を少し紹介すると、十万、青島、古田、大津4号などがあります。
みかんを貯蔵する貯蔵庫は、木造・土壁で土蔵のような造りになっています。
みかんを並べる棚も特製の木箱を使用し、庫内の空気の入れ替えや貯蔵箱の差し換え、品質チェックを毎日行なっています。
このような農家さんの苦労のおかげで、室内の温度、湿度を一定に保ち、
貯蔵の間にすっぱさが抜けてまろやかな甘さのみかんに仕上がります。
日本のみかんが、1年中おいしく食べれる理由は、常に農家さんの努力のおかげなんです。
味・・・
年内に食べるみかんと比べると、全体的なおいしさ、味のバランスが劣るのは、否めない部分だと思います。
しかし、先ほどの説明のように、すっぱさは抜けているので、甘さが強調されたみかんになります。
年が明けてからしばらくして、貯蔵みかんの時期に、よくあるのが、
お客様に、
「年末に食べたみかんがおいしかったから、あのみかんをまたちょうだい」と、言われます。
しかし、
「年末の時期とみかんの品種が違って、もうこの時期は、貯蔵みかんに変わってしまっているから、お客様が言われてるみかんは、ないんですよ、すいません」このような説明をよくします。
私たち商売人には、時期によってみかんが変わるのは、当たりまえの事実なのですが、
消費者の方は、知らないんだなと感じさせられます。
だからこそ、この果物百科ブログを書いて、知って欲しい。
そして、時期的にはみかんのあじが違っても、その裏では、常に農家さんの苦労があります。
時期によって変わる、みかんの味の違いを、
楽しんでもらえるような食べ方をしてもらえる消費者が1人でも、
増えればいいなと思い、このブログを書いています。
この冬は、
みかんをた~~くさん食べてくださいね!
毎日、果物を200g食べよう(^_-)-☆
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