052 大人気のいちご!「あまおう」の産地レポート② | 誰も教えてくれないフルーツ百科ブログ

052 大人気のいちご!「あまおう」の産地レポート②

誰も教えてくれない果物百科ブログ


春の旬の果物   いちご


163.jpg

052 大人気のいちご!「あまおう」の産地レポート②


まいど、一太郎です。
今回も、私が昨年の11月に福岡県に「あまおう」の産地研修に行った際の
レポートをさせてもらいます。
前回で紹介した2枚の画像をまず見てもらいます。
125.jpg
154.jpg
2人の「あまおう」生産者のビニールハウスに訪問しました。
ちなみに、写真に写っているのは、先日2人目の子供が産まれたばかりの中村です。
身長が180センチぐらいのほんわかした男です。

この画像で、わかってもらいたいのが、苗の高さの違いです。
1枚目は、苗が、中村の腰のあたりの高さで、できているのがわかると思います。
2枚目は、苗が、地面に植えられています。

1枚目の画像は、水耕栽培システムまたは、高設栽培と言う栽培方法です。
2枚目の画像は、土耕(どこう)栽培(一般的な畑のイメージだと思います)

私はあくまで商売人なので、専門的な事は、わからないのですが、
これから違いを説明していきますね。

まず、高設栽培の生産者の年齢が、私と同じ年の37歳
土耕栽培の生産者の年齢はわかりませんが、この地区の生産者の指導係をするような
ベテラン生産者でおそらく70歳くらい

高設栽培の場合は、かがまなくても簡単にいちごの収穫ができる為、
体への負担が少ない、なおかつ作業の効率がいいので、収穫をする時間が短縮される。
その為、若い生産者が「いちごの農業を始めよう」と考えた場合、
必然と高設栽培を選択したのだと思われます。

しか~~し!当然ここでも「お金」の問題です!(世の中は銭や!)
最初にこれだけのの設備を整えるには、かなりの高額のお金が必要になります。
これが1つ目の大きな違い!

それでもなぜ?
お金がかかると言っても、メリットが多い高設栽培にベテラン生産者は変えないのか?

土耕にした場合なにが一番違うのか?
それは「いちごの味!」
やはり、大地から栄養をもらうほうが、やっぱり甘くておいしい「いちご」ができます。
おそらく、ベテラン生産者は、こだわりをもって土耕栽培をしてるのだと思われます。
これが2つ目の大きな違い!

そして4月くらいの気温が温かくなってくると時にも、大きな違いが出てきます。
それは、棚もち(鮮度が長持ちする時間)です。
高設栽培の場合、苗からいちごの実がブラーーンと空中にぶらさがるようして、地面から高い位置になります。
土耕栽培の場合は、畑の地面に近い所でなります。
そうなると、いちごに対して地熱(地面の温度)の伝わり方が違います。

「それがなんだ?」と思われるかもしれませんね
いやはや、これが春のいちごにとって重要!
春の地熱をうけたいちごは、実のしまり(食べた時の食感「キュッ」「プリッ」とした感じ)が落ちます。
そうすると013 いちご編~いちごのおいしい時期③~でも書いたように、
店頭に並んで、消費者の皆さんの食卓に並ぶまでに、おいしさが落ちてしまうんですね
*注意・しかし消費者の方が「いちご狩り」に行ってその場ですぐ食べたりする場合はおいしくいただけますよ。

その為、土耕栽培の場合は、いちごの出荷を高設栽培に比べて早い時期に、終わらせるか、
または、地元の市場や、道の駅(最近大人気)などだけに、出荷することになります。
これが3つ目の大きな違い!

全体で考えると高設栽培のほうがメリットが多いんですが、
やはり一番重要な「味」では土耕栽培に勝てないんですね。

もしも、いちごの生産者の方が読まれて「これは違う(怒)」と思われた場合はすいません!
あくまで商売人の立場で考えた意見や聞いた話で、書かせてもらってます。



長い記事にお付き合いして、読んでいただきありがとうございました。
まだまだ「あまおう」のレポートが続きます。
次回も飽きずに読んでいただけたら幸いです。

logo_kihon.jpg

毎日、果物を200g食べよう(^_-)-☆
関連記事

タグ/
コメント一覧
コメントする


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最新記事

カテゴリ

未分類 (0)
ごあいさつ (1)
りんご (8)
いちご (12)
すいか (15)
メロン (9)
梨 (2)
ぶどう (3)
みかん (7)
旬の果物 (5)
果物の目利き (1)
柑橘類 (1)
中野瑞樹氏 (1)
桃 (4)
輸出 (1)

月別アーカイブ

プロフィール

おくにし青果

Author:おくにし青果
屋山 一太郎と申します。
私は、神戸東部中央卸売市場で果物の卸売業者、有限会社屋西青果2代目社長としてただ今奮闘中です。
卸売業者だからこそ伝えることのできる、果物情報や、食に関しての情報を発信していこう!
とチャレンジしました。
少しでも日本の果物の魅力を発信でき、その先にこのブログを読み、
「果物が好きになった」
「りんごを買って食べました」
という消費者の方が一人でも増えると幸いです。
私の会社はA市の小学校給食納品認定業者でもあります。
そのような情報もどんどん発信していきます。

(有)屋西青果スマホサイト
http://okunishi-seika.com/


twitter
https://twitter.com/okunishi2


Facebook
http://www.facebook.com/#!/okunishiseika

ブログ村に登録しました!

にほんブログ村 グルメブログ フルーツへ
ブログの応援よろしくお願いします(^_-)-☆
みなさまの応援クリックをお待ちしてます!

検索ボックス

果物関連の書籍